Emerald Mountain
大粒で香味にすぐれた豆。ふくよかな甘い香りと深いコク。
コロンビアコーヒーの最高水準を誇る、選び抜かれたほんの少量の豆だけに与えられる銘柄です。
生産地域 | コロンビア |
品種 | アラビカ種 |
精製 | 水洗式 |
収穫時期 | 9月〜12月、4月〜6月 |
肥沃な火山灰性土壌、年間2000mm前後の豊かな雨量、そして、昼夜の温度差が大きい標高1,600m以上の高地で栽培されたコーヒーは、赤く熟した実の一粒ずつを手摘みで収穫しています。
アンデスの清らかな水で洗い、山の澄んだ風で自然乾燥させた後、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)のコーヒー鑑定士が厳格に品質検査(カップテスト)をおこなって選別。
コロンビアが世界トップの産出量を誇る宝石、エメラルドの名を冠したこのコーヒーは、その名と違わぬ高品質の豆で、エメラルドマウンテンとして認定されるのはコロンビア産コーヒーのわずか1%。自然からの最高のいただきものです。
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- FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)
1927年設立。コーヒー豆の品質向上と生産者の生活向上を目的にさまざまな活動をおこなっています。コーヒーの品質の維持・確保には、とても厳しい選定基準を設け、熟練した品質専門家がグレードを選別しています。
また、世界屈指の研究機関、国立コーヒー研究所を運営。世界市場でコロンビアコーヒーの評価を大きく上げ、その成果のひとつが、芳醇な香りと味わいでコロンビアコーヒーの精華と評されるエメラルドマウンテンです。
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- 農園では、最良のアラビカ種コーヒーの苗木が1本ずつ手で植えられ、実を結実するようになるまで3年ほど必要とします。急斜面の栽培地が多く、収穫は人手に頼ることが大きいです。収穫されたコーヒーチェリーはすぐに果肉を除き、ぬめりを発酵槽で落とし、アンデスの山々に磨かれた水で洗います。
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- エメラルドマウンテンの「マウンテン」は、3000m級の山々が連なる3列のアンデス山脈(西のオクシデンタル山脈と、中央のセントラル山脈、東のオリエンタル山脈)から名付けられています。
北回帰線と南回帰線の狭間にあるコロンビアは、基本的には熱帯性気候ですが、アンデス山脈の高度によって、熱帯、亜熱帯、温帯、寒帯とさまざまな気候が見られます。国土の半分が山岳地帯を占める厳しい地形ですが、コーヒー栽培には絶好の条件を備え、世界第二位の生産国として個性豊かなコーヒーを生み出し続けています。